逃げ足の速い敵や、武術の達人を捕まえるのに最適なのが**幌金縄(こうきんじょう)**です。『西遊記』の金角・銀角エピソードに登場するこの黄金の縄は、呪文を唱えて投げつけるだけで、相手の体に生き物のように巻き付き、決して解けないように縛り上げる自動捕縛兵器です。
縛る呪文と解く呪文
呪文が全て
この縄を使うには「緊縛呪(きんばくじゅ)」という呪文が必要です。しかし、解くための「松縄呪(しょうじょうじゅ)」を知られてしまうと、敵に使われて自分が縛られるというマヌケな事態に陥ります。実際、老母に化けた孫悟空に奪われ、銀角大王自身がこれで縛られる羽目になりました。
老君のファッション
ただの帯
壺が水筒なら、この最強のロープの正体は、太上老君が着物を着る時に使っていた腰帯です。神様が身につけているものは、たとえ帯一本でも下界の妖怪にとっては最強クラスの宝具になってしまうのです。
まとめ
幌金縄は、便利な道具も使い手の知恵次第で武器にも弱点にもなることを教えてくれる、西遊記らしいユーモラスなアイテムです。