「鼻がもう少し低ければ、世界の歴史は変わっていただろう」。パスカルにそう言わしめた絶世の美女にして、古代エジプト王朝最後の女王、クレオパトラ。強国ローマの英雄たちを虜にし、国の存亡を賭けて戦った彼女の真実とは。
最後のファラオ
絨毯から現れた美女
ローマの英雄ユリウス・カエサルの前に、贈り物として届けられた絨毯の中から裸同然の姿で現れたという逸話はあまりに有名です。彼女は美しさだけでなく、多言語を操る高い知性と魅力的な話術でカエサル、そして彼亡き後のアントニウスをも虜にしました。
毒蛇による最期
アクティウムの海戦で敗北した後、彼女は自害を選びました。いちじくの籠に隠させた毒蛇(コブラ)に自らの胸を噛ませて死んだという伝説的な最期は、多くの絵画や劇の題材となっています。
真珠の酢漬け
彼女の豪奢な生活ぶりを示す逸話として、アントニウスとの賭けで「一回の食事に一千万セステルティウスを使う」と宣言し、貴重な真珠を酢に溶かして飲み干したという話があります(科学的には時間はかかりますが可能)。これは単なる浪費ではなく、エジプトの富と底力をローマに見せつけるための政治的なパフォーマンスでした。彼女の行動のすべては、大国エジプトの存続のために計算されたものだったのです。
FGOでの「ハイスペック・ファラオ」
美容と経営の手腕
『FGO』ではアサシンとして登場。伝説の美女としての側面だけでなく、国を富ませた経営者としての手腕も強調されています。なぜか現代的でハイテクな意匠(スネーク・ロッドがマイクに見えるなど)を取り入れた、スタイリッシュな戦い方を見せます。
現代への影響
彼(彼女)の伝説は、現代のポップカルチャーにも多大な影響を与えています。小説、漫画、ゲームなど、様々なメディアで描かれるその姿は、世代を超えて多くの人々を魅了し続けています。史実(神話)とフィクションが入り混じることで、キャラクターとしての深みが増し、新たな「英雄像」として再構築されていると言えるでしょう。私たちは物語を通じて、彼らの生きた時代や想いに触れることができるのです。
まとめ
美貌を武器に、知性で国を守ろうとしたクレオパトラ。その劇的な人生は、まさに歴史という舞台のヒロインそのものです。