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セクメト:疫病と殺戮のライオン女神【元ネタ・強さ解説】

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セクメト / Sekhmet
セクメト

セクメト

Sekhmet
エジプト神話女神 / 戦争神 / 疫病神
神格★★★★★
大きさライオン頭の女性
権能灼熱の炎・疫病の拡散・治癒
弱点お酒(飲むと寝る)
主な登場
とーとつにエジプト神Age of Mythologyアサシンクリード オリジンズ

その名は「強力なる女」を意味します。太陽神ラーの怒りの化身として地上に降り立ち、人類を絶滅寸前まで追い込んだ、エジプト神話最強にして最恐の破壊神、セクメト。雌ライオンの頭を持つ彼女は、戦いと疫病をもたらす恐怖の対象であると同時に、疫病を退ける力を持つ「癒やしの女神」としても崇拝されました。破壊と治療は表裏一体であることを象徴する、彼女の強烈なエピソードを紹介します。

セクメトとはどんな女神か?

ラーの殺戮兵器

太陽神ラーが、自分を敬わなくなった傲慢な人間たちを懲らしめるために、自らの右目から生み出したとされます(あるいはハトホルが変身した姿)。彼女は砂漠の熱風のように猛威を振るい、口から炎を吐き、人間たちを次々と虐殺してその血をすすりました。エジプト人にとって彼女は、灼熱の太陽による日射病や伝染病の恐怖そのものでした。

バステトとの関係

同じライオン(または猫)の姿を持つ女神バステトと同一視されることが多く、「平和な時は穏やかなバステト、怒ると恐ろしいセクメトになる」と言われます。母性と獰猛さという、女性の持つ二面性を極端な形で表しています。

人類救済作戦(ビール作戦)

止まらない破壊衝動

あまりにも人間を殺しすぎたため、流石のラーも「もう十分だ」と止めようとしましたが、殺戮の狂喜に酔いしれた彼女は止まりませんでした。このままでは人類が全滅してしまいます。

赤いビール

困ったラーは、大量のビールを赤土(またはザクロ、ヘマタイト)で真っ赤に染め、血に見せかけてナイル川沿いの野原に撒きました。翌朝、これを見たセクメトは人間の血だと思ってガブ飲みし、泥酔して眠ってしまいました。こうして彼女の怒りは鎮まり、人類は絶滅を免れたのです。この神話にちなんで、セクメトの祭りでは「酔いの祭り」として赤ビールを飲む風習がありました。

まとめ

セクメトは、制御不能な自然の猛威であり、敬意を払わなければ災いをもたらすが、正しく祀れば最強の守護神となり、病を治してくれる偉大なパワーを持った女神なのです。