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カーマ:インド神話の愛【元ネタ・神様解説】

#インド神話 #愛神 #エロス #シヴァ #灰 #復活 #美男子 #欲望 #春 #弓
カーマ / Kama
カーマ

カーマ

Kama
インド神話神々 / 愛
神格★★★
大きさ人間大(あるいは無形)
権能愛の喚起(逃避不可能)
弱点シヴァの第三の目
主な登場
Fate/Grand Orderインド神話

人々の心に愛の矢を放つ、インド版キューピッド。しかし彼が射た相手は、破壊神シヴァでした。第三の目で焼き尽くされ、灰となってもなお、世界に愛を漂わせる不滅の神。

カーマとはどのような神か?

インド神話の愛と性愛(カーマ)の神です。美男子であり、オウムに乗って、サトウキビの弓と5種類の花の矢を持っています。神々の要請を受け、瞑想中のシヴァ神にパールヴァティーへの恋心を抱かせるために矢を放ちましたが、激怒したシヴァの第三の目から発せられた炎によって焼き殺され、灰になってしまいました。後に復活しますが、肉体を持たない「アナンガ(身体なき者)」として、人々の心の中に遍在するようになりました。

神話でのエピソード

命がけの悪戯

彼がシヴァを射たのは、シヴァパールヴァティーの息子(スカンダ)がいなければ悪魔ターラカを倒せないという、世界の危機を救うためでした。彼は愛のために自己犠牲を払った英雄的側面も持ちます。

仏教での姿

仏教に取り入れられると、「第六天魔王波旬(マーラ)」として、修行を妨げる煩悩の化身とされました。

信仰と後世への影響

Fate/Grand Order

『FGO』では、シヴァに焼かれたトラウマを持つ少女(あるいは宇宙そのもの)として登場し、ビーストクラスの強大な敵、そして愛すべきサーヴァントとして描かれます。

カーマ・スートラ

世界最古の性愛論書『カーマ・スートラ』は、彼が司る分野の教典です。

【考察】その本質と象徴

形なき力

肉体を失ったことで、愛は特定の形に縛られず、あらゆる存在の中に溶け込みました。愛は見えなくても、確実にそこに「ある」のです。

宇宙創造の種

『リグ・ヴェーダ』の宇宙開闢歌では、最初に存在したのは「彼(一なるもの)」だけであり、そこに最初に生まれたのが「カーマ(欲求)」であったとされます。つまり、愛や欲望こそが、宇宙を存在させている根本的な駆動力なのです。

まとめ

春風が甘い香りを運ぶ時、それは灰となった彼があなたのそばを通り過ぎた証拠です。