足が速い人のことを「韋駄天」と呼びますが、これは実在する神様の名前です。元々はインド最強の軍神でありながら、日本では「泥棒を追いかけるのが得意なお寺のガードマン」として親しまれる韋駄天の魅力に迫ります。
韋駄天走りの元ネタ
仏舎利奪還作戦
お釈迦様が亡くなった際、捷疾鬼(しょうしつき)という鬼が仏舎利(遺骨)を盗んで逃げました。この時、誰よりも速く駆け出し、瞬く間に鬼を捕まえて仏舎利を取り返したのが韋駄天です。この伝説から「韋駄天走り」という言葉が生まれ、俊足の代名詞となりました。現在でも、何かを猛スピードで行うことを喩える際によく使われます。
なぜ厨房にいるのか
庫裏の守護神
禅宗の寺院では、韋駄天は厨房(庫裏)に祀られます。これは彼が食料調達に優れていた(走って集めてきた)ため、修行僧が食べる物に困らないようにとの願いが込められています。
まとめ
現代ではマラソンランナーやスポーツ選手の守護神として大人気です。何かを追いかける時、韋駄天のスピードにあやかりたいものです。