三葉虫(Trilobite)は、カンブリア紀(約5億2100万年前)に出現し、ペルム紀末の大絶滅まで約3億年も繁栄し続けた、古生代を代表する節足動物です。ダンゴムシやカブトガニに近い仲間で、体が縦に「左葉・中葉・右葉」の3つに分かれていることから名付けられました。化石コレクターに最も人気のある生物です。
驚異の多様性
これまでに2万種以上が確認されています。数ミリの極小種から70センチを超える巨大種、目が飛び出したもの、華麗なトゲを持つもの、丸まれるものなど、形態は無限のバリエーションがありました。これは彼らがあらゆる海洋環境に適応し、大成功を収めた証拠です。
水晶の目
三葉虫は、動物界で最初に高度な「目」を発達させた生物の一つです。彼らのレンズはカルサイト(方解石)という鉱物でできており、化石になってもその構造が残ります。この優れた視力が、捕食者から逃げたり獲物を探したりするのに役立ちました。
古生代の終わり
数度の大量絶滅を乗り越えてきましたが、約2億5000万年前のペルム紀末の大絶滅でついに姿を消しました。彼らの絶滅は、ひとつの時代の終わりを告げる象徴的な出来事でした。
まとめ
三葉虫は、古生代の海の覇者です。その美しい化石は、かつて地球が彼らの星であったことを静かに語りかけています。