ティタノボア(Titanoboa)は、恐竜絶滅から間もない暁新世(約6000万年前)の南米コロンビアに生息していた、史上最大のヘビです。全長は13メートル、体重は1トンを超え、バス並みの大きさがありました。熱帯雨林の奥深くで、現代のアナコンダをそのまま怪獣サイズにしたような生活を送っていました。
灼熱の世界
変温動物であるヘビがこれほど巨大化できたのは、当時の地球が現在よりもはるかに高温だったからです。赤道付近の気温は30度を超えており、この暖かさが彼らの巨大な代謝を支えていました。彼らの存在は、過去の地球温暖化のレベルを知るための「生きた温度計」でもあります。
ワニを丸呑み
同じ場所に生息していた巨大なワニやカメを捕食していました。毒はありませんでしたが、圧倒的な筋力で獲物を締め上げ、窒息させてから巨大な口で丸呑みにしていました。恐竜亡き後の世界で、一時的に頂点捕食者の座についたのは爬虫類だったのです。
炭鉱からの発見
世界最大の露天掘り炭鉱であるセルホン炭鉱から発見されました。巨大な脊椎骨の化石は、最初ワニのものだと思われていましたが、その構造からヘビであることが判明し、世界中を驚かせました。
まとめ
ティタノボアは、環境条件さえ整えばヘビがどこまで大きくなれるかを示した限界点です。その巨体は、太古のジャングルの豊かさと恐ろしさを象徴しています。