ティタニス(Titanis)は、恐竜絶滅後の世界で、再び「二本足の捕食者」が頂点に立った例です。南米で進化した恐鳥類の一派であり、パナマ地峡を超えて北米大陸へ侵攻し、オオカミやサーベルタイガーと激しい生存競争を繰り広げました。
高速の追跡者
ダチョウのような強靭な脚を持ち、時速65km以上のスピードで獲物を追跡できたと考えられています。一度狙われたら、当時の草食動物たちに逃げる術はありませんでした。
斧のような嘴
巨大な嘴は、獲物を上から振り下ろして叩き割る「斧」のように使われました。一撃で小型の馬やラクダの脊椎を破壊することができたでしょう。
哺乳類との戦争
北米に進出したティタニスは、現地の肉食哺乳類と競合しました。最終的には、気候変動やより効率的な狩りをする哺乳類たちに敗れ、恐鳥類の最後の生き残りとして姿を消しました。
まとめ
ティタニスは、鳥類が空を捨てて地上を支配しようとした野心の象徴です。その恐るべき姿は、恐竜時代の恐怖を彷彿とさせるものでした。