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パラケラテリウム:漸新世の哺乳類の特徴と生態【古生物図鑑】

#巨大哺乳類 #新生代 #サイ #アジア #草食
パラケラテリウム / Paraceratherium
パラケラテリウム

パラケラテリウム

Paraceratherium
漸新世 (ユーラシア)哺乳類
危険度★★★
時代漸新世 (約3400万年前 - 2300万年前)
大きさ体長約8m
特殊能力生存本能
弱点環境変化
主な登場

パラケラテリウム(Paraceratherium)は、約3400万年前から2300万年前(漸新世)のユーラシア大陸に君臨していた、史上最大の陸上哺乳類です。サイの仲間ですが角はなく、キリンのように長い首と脚を持っていました。かつてはインドリコテリウムやバルキテリウムという名でも知られていましたが、現在はパラケラテリウムに統一されています。

哺乳類の限界サイズ

肩までの高さは約4.8メートル、頭頂部までは7.5メートル、体重は15〜20トンにも達しました。これは現生のアフリカゾウの3〜4倍の重さであり、陸上哺乳類が生物学的に到達できるサイズの限界に近いと考えられています。これ以上大きくなると、自身の体重で骨が折れるか、体内で発生する熱を放出できずにオーバーヒートしてしまうからです。彼らはまさに、進化の極限状態にありました。

高い梢の支配者

長い首を活かして、他の動物が届かない高い木の葉や小枝を独占的に食べていました。その生態は現代のキリンに似ていますが、体格ははるかに頑丈で、太い幹のような脚で巨体を支えていました。成体になれば天敵は存在せず(当時の巨大ワニですら襲えなかったでしょう)、悠々と平原を闊歩していました。

巨人の黄昏

彼らの繁栄は、環境の変化によって終わりを迎えました。ヒマラヤ山脈の隆起による気候変動で森林が減少し、草原が拡大したことで、主食である高い木が減ってしまったのです。また、アフリカから移動してきた初期のゾウ類との競争にも敗れ、静かに絶滅への道を歩みました。

まとめ

パラケラテリウムは、恐竜絶滅後の世界で、哺乳類もまた巨大化への道を突き進んだことの証明です。彼らの見下ろした景色は、今の私たちが想像もできない壮大なものだったに違いありません。