メガロドン(Megalodon)は、約2300万年前〜360万年前の海に君臨した、史上最大のサメです。正式名称は「オトドゥス・メガロドン」。全長は15〜18メートル(最大20メートル説も)に達し、現生のホホジロザメの3倍以上、体重は50トン以上ありました。映画『MEG ザ・モンスター』などでもおなじみの、海洋生物史上最強の捕食者です。
最強の咬合力
メガロドンの噛む力は最大で18トンと推定されており、これはティラノサウルス(約6トン)を遥かに凌ぐ、地球生命史上最強の数値です。この力でクジラの肋骨を粉砕し、内臓にダメージを与えて捕食していました。彼らの歯の化石は世界中で見つかっており、大人の手のひらよりも大きいです。
巨大な育児場
パナマやスペインなどの浅瀬からは、幼体の歯が密集して見つかっています。彼らは天敵の少ない浅い海を「保育所(ナーサリー)」として使い、安全な場所で体を大きくしてから外洋へ旅立っていたようです。
なぜ消えたのか
「深海で生きている」という説は科学的に否定されています。彼らは暖かい海を好むため、海水温の低下に適応できませんでした。さらに、獲物である小型クジラが冷たい海へ逃げ込んだことや、より俊敏で協力して狩りをするホホジロザメやシャチとの競争に敗れたことが、絶滅の原因と考えられています。
まとめ
メガロドンは、「絶対的な力」の象徴です。彼らの歯は、かつて海が巨大な怪物同士の戦場であったことを、静かに、しかし威圧的に語りかけています。