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インドハイウス:始新世の哺乳類の特徴と生態【古生物図鑑】

#クジラの祖先 #マメジカ似 #水辺 #インド #草食
インドハイウス / Indohyus
インドハイウス

インドハイウス

Indohyus
始新世 (インド)哺乳類
危険度
時代始新世 (約4800万年前)
大きさ体長約50cm
特殊能力骨密度
弱点捕食者
主な登場

インドハイウス(Indohyus)は、約4800万年前(始新世)のインド(カシミール地方)に生息していた、小型の偶蹄類です。「インドの豚」という意味の名を持ち、アライグマやマメジカに似た外見をしていました。一見するとクジラとは無縁に見えますが、現在ではクジラ類に最も近い姉妹群、あるいはクジラの祖先に極めて近い生物とされています。

水への逃避

骨の密度が非常に高く、これは水中で体が浮きすぎないようにする「バラスト」の役割を果たしていたと考えられます(カバやマナティーと同じ特徴)。彼らは危険を感じると水中に飛び込み、水底を歩いて逃げていたようです。この「水への逃避行動」こそが、後のクジラ類への進化の第一歩でした。

耳骨の証拠

外見は陸生動物ですが、耳の骨(耳骨胞)の構造がクジラ特有のものと一致しており、これが彼らをクジラの近縁種とする決定的な証拠となりました。進化の鍵は、目に見える姿よりも骨の中に隠されているのです。

まとめ

インドハイウスは、クジラの陸生時代の最後の姿を伝える、生きた化石ならぬ「進化の証人」です。小さな彼らの水遊びが、やがて地球最大の動物を生み出すことになるとは、誰も想像しなかったでしょう。