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アンブロケトゥス:始新世の哺乳類の特徴と生態【古生物図鑑】

#歩くクジラ #パキスタン #ワニ似 #進化のミッシングリンク #肉食
アンブロケトゥス / Ambulocetus
アンブロケトゥス

アンブロケトゥス

Ambulocetus
始新世 (パキスタン)哺乳類
危険度★★★
時代始新世 (約5000万年前 - 4800万年前)
大きさ体長約3m
特殊能力水陸両用
弱点陸上速度
主な登場

アンブロケトゥス(Ambulocetus)は、「歩くクジラ」という意味の学名を持つ、約5000万年前(始新世初期)の原始的なクジラ類です。パキスタンで発見されました。陸上で生活していた祖先が、完全に水中に適応するまでの過渡期にあたる生物で、ワニとカワウソを足したような姿をしていました。

水陸両生のハンター

全長は約3メートル。頑丈な四肢を持っていましたが、指の間には水かきがあり、後ろ足は特に大きく発達していました。陸上ではアシカのように体をくねらせて這い、水中では後ろ足と尾を使って強力に泳ぐことができました。耳の構造は、陸上の音を聞く機能と、水中で骨伝導によって音を聞く機能の両方を備え始めていました。

待ち伏せ型の捕食

ワニのように水辺に潜み、水を飲みに来た陸上の動物に襲いかかって水中に引きずり込む狩りを行っていたと考えられます。化学分析の結果、淡水と海水の入り混じる汽水域で生活していたことが分かっています。

進化のミッシングリンク

クジラが陸生動物から進化したことはダーウィンの時代から予想されていましたが、アンブロケトゥスの発見はそのプロセスを具体的に示す決定的な証拠となりました。「泳ぐクジラ」と「歩く動物」をつなぐ、まさに生きた架け橋です。

まとめ

アンブロケトゥスは、クジラの進化史において最も重要な転換点に位置する生物です。彼らが海への適応を進めたおかげで、現在のクジラたちの繁栄があるのです。