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キョンシー:お札で封じられたピョンピョン跳ねる死体【中国妖怪解説】

#アンデッド #中国神話 #死体 #道士
キョンシー / Jiangshi
キョンシー

キョンシー

Jiangshi
中国伝承妖怪 / アンデッド
危険度★★★
大きさ人間大 (死後硬直)
特殊能力怪力、爪による攻撃、噛みつき(キョンシー化)
弱点額のお札、糯米(もちごめ)、桃の木剣、鏡
主な登場
霊幻道士シリーズ幽幻道士シリーズヴァンパイア (レイレイ)原神 (七七)SHAMAN KING

両手を前に突き出し、独特な清朝の官服を着てピョンピョンと跳ねる姿。かつて日本中を熱狂させた**キョンシー(僵尸)**は、中国の伝承における「動く死体」です。コミカルに見えますが、その実態は人間の生き血を啜る恐ろしい怪物でもあります。

なぜ跳ねて移動するのか?

死後硬直の極み

「僵尸」という字は「硬直した死体」を意味します。死後硬直で関節が曲がらないため、歩くことができず、膝を伸ばしたまま飛び跳ねて移動するのです。長い年月を経た強力なキョンシー(飛僵)になれば、空を飛ぶことも可能とされています。

故郷へ帰るための術

元々は、出稼ぎ先で客死した人を故郷へ埋葬するため、道士(術師)が術をかけて死体を歩かせた「移送手段」が起源だという説があります。これが制御を失い、生者を襲うようになったのが妖怪としてのキョンシーです。

豊富すぎる弱点

額のお札と呼吸止めの術

キョンシー映画でおなじみの対処法といえば、額に**「お札(符呪)」**を貼って動きを封じることです。また、彼らは視覚がなく、人間の「呼吸」を感知して襲ってくるため、息を止めれば見つからないという設定も有名です。

糯米(もちごめ)の謎

なぜか**糯米(もちごめ)**を極端に恐れ、投げつけられると火傷のようなダメージを受けます。これは粘り気のある米が「邪気を吸い取る」と考えられていたためです。

80年代キョンシーブーム

霊幻道士と幽幻道士

1980年代、サモ・ハン・キンポー製作の『霊幻道士』や、美少女道士テンテンが登場する『幽幻道士(キョンシーズ)』が大ヒット。本来は恐怖の対象である死体が、アクションとコメディを融合させたエンターテインメントとして描かれ、子供たちの間でキョンシーごっこが流行しました。現代でも『原神』の七七(ナナ)など、そのデザインモチーフは愛され続けています。

まとめ

お化けなのにどこか愛嬌がある。恐怖と笑いが同居するキョンシーは、アジアが生んだ唯一無二のアンデッド・キャラクターと言えるでしょう。