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青行燈:百物語の最後現れる鬼女【日本の妖怪】

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青行燈 / Aoandon
青行燈

青行燈

Aoandon
日本伝承(百物語)妖怪 / 鬼
危険度★★★★
大きさ人間大
特殊能力怪異の具現化、恐怖心の増幅
弱点百話目を語らないこと(儀式の中断)
主な登場
地獄先生ぬ〜べ〜陰陽師妖怪ウォッチ

夏の夜、蝋燭を100本立てて怪談を語り合う「百物語」。一話終わるごとに一本ずつ火を消していき、最後の百本目が消えた時、本当の怪異が現れると言われています。その時現れるのが「青行燈(アオアンドン)」と呼ばれる、恐ろしい鬼女です。

怪談の締めくくり

姿の特徴

鳥山石燕の絵では、青い紙を貼った行燈(あんどん)の傍らに、長い黒髪に二本の角、お歯黒をつけた白い着物の女が描かれています。それは行燈の精霊のようでもあり、地獄から招かれた鬼のようでもあります。その表情は陰惨でありながら、どこか妖艶な美しさも秘めています。

現れるとどうなる?

具体的な害については諸説あります。「ただ現れて驚かすだけ」という説もあれば、「参加者を食い殺す」「異界へ連れ去る」「天井から巨大な手が現れる」という恐ろしい説もあります。そのため、昔の人々は九十九話目で止めて、朝を待つことが多かったと言います。恐怖を楽しむことと、本当に危険な領域に踏み込むことの境界線が、この九十九話目なのです。

青色の心理効果

雰囲気を演出する

百物語では、行燈に青い和紙を貼って、部屋を青白く照らす作法がありました。青白い光は人間の顔色を悪く見せ、幽霊のような雰囲気を作り出します。この「演出」そのものが妖怪化したのが青行燈です。

現代作品での青行燈

式神としての活躍

ゲーム『陰陽師』などでは、物語を集める美しくも妖しい式神として登場し、プレイヤーをサポートしたり敵として立ちはだかったりします。怪談の語り部としてのキャラクター性が強調されています。

【考察】集団ヒステリー

恐怖の共有

極限の緊張状態で100話もの怖い話を聞き続ければ、脳が錯覚を起こし、何もないところに怪異を見てしまうことがあります。青行燈は、集団の恐怖心が作り出した幻覚の象徴と言えるでしょう。

まとめ

青行燈は、好奇心と恐怖心が生み出した「怪談のラスボス」です。彼女に会いたくなければ、百話目は決して語ってはいけません。