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柳生十兵衛:隻眼の剣豪、将軍家指南役...【元ネタ・解説】

#歴史 #日本 #剣豪 #侍 #忍者
柳生十兵衛 / Yagyu Jubei
柳生十兵衛

柳生十兵衛

Yagyu Jubei
日本神話History / Legend
英雄度★★★
特徴隻眼の剣士
功績/能力新陰流剣術・隠密行動(創作)
弱点将軍の不興?(一時追放)
主な登場
柳生一族の陰謀魔界転生サムライスピリッツ

黒い眼帯(鍔)をつけた隻眼の剣士として、時代劇や小説で圧倒的な人気を誇る柳生十兵衛(三厳)。徳川将軍家の剣術指南役である柳生宗矩の長男として生まれ、若くして天才的な剣の才能を示しました。彼にまつわる12年間の「謎の失踪期間」が存在することから、「実は将軍の密命を受けて諸国を旅する隠密だったのではないか?」という想像を掻き立て、数多の物語の主人公となっています。

月ノ抄

天才剣士

13歳で徳川家光の小姓となり、剣術の相手を務めました。彼の剣の腕は、父・宗矩さえも凌ぐと噂されるほどでした。彼が記した『月ノ抄』などの兵法書は、新陰流の極意を伝える貴重な資料となっています。

隻眼の伝説

トレードマークである「隻眼」は、幼い頃の剣の修行中に(父の投げた礫が当たった、あるいは木刀が当たった等で)失明したという伝説が有名です。しかし、肖像画では両目が描かれており、史実では隻眼ではなかったという説も有力です。隻眼のイメージは、後世の講談や創作によって定着したものと考えられています。

空白の12年

致仕と隠棲

20歳の頃、家光の機嫌を損ねてしまい(理由は不明ですが、稽古中に家光を打ち据えてしまった、あるいは酒乱とも言われます)、小田原への蟄居を命じられました。その後、父が死去するまでの約12年間、公式の記録から彼の足取りは消えています。この期間に彼が柳生の里で修行に励んでいたのか、それとも諸国を漫遊して隠密活動を行っていたのかは、歴史のミステリーです。

創作での活躍

この空白期間こそが、作家たちの想像力を刺激しました。『柳生武芸帳』や『魔界転生』などでは、幕府の転覆を狙う悪の組織や、超自然的な敵と戦うダークヒーローとして描かれます。時には忍者を率い、時には単身で敵地に乗り込む十兵衛の姿は、時代劇の定番となりました。

突然の死

家督相続と急死

父の死後、許されて柳生家の家督を継ぎ、1万石以上の大名となりました。しかしそのわずか4年後、鷹狩りの最中に44歳の若さで急死しました。死因は心臓発作とも、 م毒殺とも言われていますが、詳細は不明です。その死の唐突さもまた、彼を伝説的な存在にしています。

まとめ

史実の実力者でありながら、謎多き生涯ゆえに物語の英雄となった柳生十兵衛。その剣技とカリスマ性は、今なお多くのファンを魅了し続けています。