生涯の半分を旅に費やし、帝国の隅々まで巡察した「旅する皇帝」ハドリアヌス。彼は拡大路線から防衛路線へと転換し、帝国の国境を確定させました。
平和の城壁
ハドリアヌスの長城
ブリタニア(イギリス)北部に長大な防壁を建設し、北方の蛮族の侵入を防ぎました。これは「ローマの平和(パクス・ロマーナ)」の象徴となりました。
ギリシャ愛好
「小さなギリシャ人」とあだ名されるほどギリシャ文化を愛し、ローマ皇帝として初めて髭を蓄えました。
アンティノウスへの愛
寵愛と神格化
美少年アンティノウスを深く愛しましたが、彼はナイル川で謎の溺死を遂げました。悲嘆に暮れた皇帝は彼を神格化し、その名を冠した都市を建設しました。
まとめ
ハドリアヌスは、優れた行政官であり洗練された文化人として、ローマ帝国に成熟と安定をもたらしました。