海賊と言えば荒くれ者のイメージですが、彼は違いました。真紅の宮廷服に身を包み、船内での賭博を禁じ、安息日には礼拝を行う。「ブラック・バート(黒き準男爵)」と呼ばれた彼は、海賊黄金時代最後にして最大の成功者であり、その死とともに海賊の時代は終わったと言われています。
嫌々海賊になった男
捕虜からの抜擢
元々は平凡な航海士でしたが、海賊に捕まり、その能力を買われて仲間に引き入れられました。船長が戦死すると、彼はそのカリスマ性と統率力で新たな船長に推挙されました。「どうせ海賊になるなら、指揮官になってやる」という彼の野心は、瞬く間にカリブ海を席巻しました。
厳格な規律(海賊の掟)
紳士的な海賊団
彼の船では、午後8時の就寝、女性の連れ込み禁止、賭博禁止など、軍隊顔負けの規律が敷かれていました。また、紅茶を愛し、音楽家を乗船させて演奏を楽しんだという優雅な逸話も残っています。
現代作品でのロバーツ
Fate/Grand Order
「メカクレ(目が髪で隠れている)」属性に異常な執着を見せる変態…もとい、紳士的なライダーとして登場。戦闘時のカッコよさと、性癖を語る時の残念さのギャップが愛されています。
【考察】黄金時代の終焉
華麗なる戦死
イギリス海軍との決戦で、彼は葡萄弾(散弾)を喉に受けて即死しました。部下たちは彼の遺言通り、その遺体を海に投げ込みました。最強の海賊が誰の手にも渡らず海へ還った瞬間、自由と無法の「海賊黄金時代」もまた、幕を閉じたのです。
バーソロミュー・ロバーツは、海賊黄金時代の最後を飾る最も成功した海賊の一人です。「ブラック・バート」の異名を持ち、その規律正しさは海賊としては異例でした。安息日を守り、賭博を禁じるなど、独自の海賊の掟(ピラート・コード)を定めたことでも知られています。彼の死は、海賊時代の真の終わりを告げる象徴的な出来事でした。
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まとめ
秩序を愛した無法者、バーソロミュー・ロバーツ。その矛盾した生き様は、海賊という職業の美学を極限まで高めました。