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イェマヤ:すべてのオリシャの母とされる、海と母性を司る慈愛の女神【元ネタ・解説】

#神話 #ヨルバ神話 #女神 #母 #神族 #伝説 #海神 #オリシャ
イェマヤ / Yemaya
イェマヤ

イェマヤ

Yemaya
ヨルバ神話海神 / 母神
神格★★★★★
大きさ大海原をまとう女性
権能生命の保護・海の恵み
弱点子供への危害に激怒
主な登場
Smite

すべての生命の母なる海、その深淵と恵みを司る偉大な女神がイェマヤです。彼女の名は「Yeye Omo Eja(魚たちが子供である母)」に由来し、数え切れないほどのオリシャ、星、そして人間を産んだ「世界の母」として崇められています。彼女は海のように深く、慈愛に満ちた心を持っていますが、ひとたび怒れば荒れ狂う嵐となってすべてを飲み込む恐怖の力も秘めています。青と白の波をドレスとして纏い、貝殻を宝石のように身につけた彼女は、悩み苦しむ人々の涙を受け止め、癒やし、再び生きる力を与えてくれる存在です。

セブン・シーズの女王

命の源

イェマヤは、羊水(生命の誕生)と海水を象徴します。彼女の乳房からは川が流れ出し、すべての水域を形成したと言われています。アフリカから強制的に連れ去られた奴隷たちが、大西洋を渡る絶望的な航海の中で最後にすがったのも、この海の女神でした。新大陸(ブラジルやキューバ)においても、彼女は最も愛される母神として、聖母マリアとも習合し、篤く信仰され続けています。

母性の守護者

彼女は子供や妊婦を何よりも大切にします。不妊に悩む女性はイェマヤに祈り、子宝を願います。逆に、子供を虐待する者に対しては、彼女は容赦ない罰を与えます。彼女の性格は基本的に穏やかですが、怒らせると宥めるのが最も難しい神だと言われています。

海への捧げ物

メロンと花

イェマヤへの捧げ物として、スイカやメロン、そして白い花がよく海に流されます。ブラジルのリオデジャネイロでは、大晦日の夜に白い服を着た何百万人もの人々が海辺に集まり、イェマヤに花やボートを捧げて新年の幸福を祈る壮大な祭りが行われます。

貝殻占い

彼女は占いの術(ディログン)を知る賢者でもあります。かつて、彼女は夫のオルンミラから占いの秘密を学び、それを人々に伝えました。このため、海の貝殻(タカラガイ)を使った占いは、彼女の神聖な道具とされています。

まとめ

イェマヤの包容力は、無限に広がる海そのものです。どんなに傷ついた魂も、彼女の青い波に抱かれれば癒やされます。彼女は私たちに、他者を慈しむ心の強さと、生命の尊さを教え続けています。