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ティアマト:メソポタミア神話の原初の神【元ネタ・強さ解説】

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ティアマト / Tiamat
ティアマト

ティアマト

Tiamat
メソポタミア神話原初の神 / ドラゴン / 海
神格★★★★★
大きさ世界を覆うほどの巨大な竜体
権能混沌の海水、怪物(魔獣)を生み出す
弱点風、神マルドゥク
主な登場
Fate/Grand Orderダンジョンズ&ドラゴンズファイナルファンタジー

世界最古の神話の一つ、メソポタミア神話において、すべての始まりとされる女神ティアマト。「塩水」を擬人化した彼女は、夫である「真水」のアプスーと共に多くの神々を生み出しました。しかし、世代間の争いによって彼女は慈母から「復讐する竜」へと変貌し、世界を揺るがす大戦争を引き起こします。現代のRPGで最強クラスのボスとして君臨する彼女の、悲しくも壮大な原典の姿とは。

ティアマトとはどのような神か?

ティアマトはバビロニア神話の創世記『エヌマ・エリシュ』に登場する、塩水の海を神格化した女神です。淡水の神アプスーと交わり、多くの神々を生み出しましたが、後に若い神々の騒がしさに耐えかねたアプスーが彼らを殺そうとし、逆に殺されてしまいます。夫を殺されたティアマトは怒り狂い、恐ろしい怪物たちを生み出して神々に戦争を仕掛けました。

神話での伝説とエピソード

ティアマトの11の怪物

神々を殲滅するため、ティアマトは自らの体から11種類の強力な魔獣を生み出しました。毒蛇、角のある竜、蠍人間、魚人間、狂犬など、これらは「ティアマトの11の怪物」として知られ、息子であり新たな夫となったキングゥに指揮を執らせました。

マルドゥクとの決戦と天地創造

若い神々の英雄マルドゥクとの戦いにおいて、ティアマトは口を大きく開けて飲み込もうとしましたが、マルドゥクは暴風を口に吹き込んで閉じることを防ぎ、その隙に矢を放って心臓を射抜きました。勝利したマルドゥクはティアマトの巨大な死体を二つに引き裂き、片方で天を、もう片方で地を作りました。彼女の両目からはチグリス川とユーフラテス川が流れ出したとされています。

現代作品での登場・影響

Fate/Grand Order

「人類悪」の一つ「ビーストII」として登場。全ての生命を産み直す「回帰」の理を持つ、圧倒的な母性と脅威の象徴として描かれ、プレイヤーに絶望的な強さを見せつけました。

D&D

『ダンジョンズ&ドラゴンズ』では、悪のドラゴンの女王として、5つの首を持つ多色ドラゴンの姿で登場し、最強の敵対的存在として君臨しています。

【考察】その強さと本質

母性と狂気

すべての生命の母でありながら、子である神々を殺そうとする二面性は、自然の恵みと脅威(カオス)のメタファーと言えます。彼女の死によって秩序ある世界が完成したのです。

まとめ

世界そのものの材料となったティアマト。彼女の亡骸の上で、今の私たちの文明は成り立っているのかもしれません。その名は混沌の象徴として永遠に語り継がれます。