56億7千万年後に現れると約束された、人類最後の希望。それが弥勒菩薩(みろくぼさつ)です。
現在は「兜率天(とそつてん)」という天界で、如来になるための最終修行を行っています。「第二の釈迦」として、お釈迦様が救えなかった全ての人々を救うことが彼のミッションです。
半跏思惟像(はんかしゆいぞう)
考える人の元祖
京都・広隆寺の国宝像で有名です。片足を組み、指を頬に当てて物思いに耽るポーズは「半跏思惟」と呼ばれます。「どうすれば全ての人々を救えるだろうか」と、気の遠くなるような時間をかけて悩み、考え続けている姿なのです。
アルカイックスマイル
その口元に浮かぶ微かな微笑みは、悟りの喜びと慈悲の表れされ、見る人の心を癒やします。
56億7千万年の意味
遠い未来の約束
当時の古代インドの時間単位では、兜率天の寿命を地上換算すると約5億7600万年になると計算されますが、桁が繰り上がって「56億7千万年」という遥か彼方の数字として定着しました。地球の終わり頃に現れる救世主とも言えます。
まとめ
ずっと未来のことを考えて、今この瞬間も思索を続けている弥勒菩薩。その微笑みは、「未来は必ず良くなる」という無言のメッセージなのかもしれません。